search instagram arrow-down

WorldIn Facebook page

Follow WorldIn on WordPress.com

Twitter Takash Miki

Facebook Takashi Miki

いぬと歩けば

太陽が西の空にかたぶきかけたころ

地球上のある場所からは

光輝く雲のキャラバン隊が

青い砂漠をしずかにしずかに

旅しているのを見上げることができるのでした

 

巨大な天の風景は

なぜあのようにゆっくりと音もなく

色とりどりに変幻していくのでしょう

 

わたしたちは今日も荘厳なドラマのしたで

生活をしております

 

長い年月を同じ場所に根付き

動かぬ老いた樹木に手のひらをあてますと

軽やかな響きが硬い樹皮の裏側に

流れているのが感じられて

不思議な思いとともに

目を閉じ

老樹木とひとつになるのでありました

 

歌をつぶやきながら

木々の間の透明な空間を

じぐざあぐと進んでいくのは

探検隊でありました

靴で踏むたびに土のにおいが

鼻腔にひろがり

天空に響く鳥の声やらが

耳に届きます

 

がしがしと歩き続ける

その先には

懐かしさに

胸ふたがれし

わがおもい

ありやなしやの

はるの夕暮れ

なみだぬぐいぬ

そらのかぜ

などもあるようです

 

天にも地にも

祈りはみちあふれているようです

 

 

 

 

 

 

 

2 comments on “いぬと歩けば

  1. ちひろ より:

    タイトルが微笑ましいです。
    犬の散歩してる人にいつも憧れます。
    こんなロケーションに憧れているんでしょうね。

    いいね

  2. モニヵ より:

    わん!
    祈りと共に全てはひとつに。

    いいね

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。