青い空の下にまっすぐのびる白い砂利道を
自転車で走っていった
両側にはクバの葉が生い茂っていた
頭に巻いたタオルが風をふくみ
青い海にゆらめく光がサングラスの上で踊る
波の寄せる音が
かもめの遠い鳴き声を運んでいる
南の島の正午は
永遠という感覚の
天啓であった
はしごで降りたった無人の砂浜から
コバルトブルーの海に泳ぎだし
海水に抱かれて天を流れる雲を見つめる
石垣に囲まれた暮らしがゆっくりと
路地を巡る
三線の調べが地面に座り込んで生を語っていた
あらゆるものが許されていることを
あらゆることが祈りであることを
思い出せよと
忘れるなよと
わたしたちは宇宙に浮かぶ星に生きていることを
見失うなよ
人間だけではなく地球が全体として生きていることを
覚えておけよ
そしてわたしたちはやがて朽ち、ここから風のようにきえ去ることを
ゆめゆめ忘れなさるなよと
おじいの三線は聞かせておるのだったよ
孫とおばあが両脇で聞いておられたよ
わたしはこころのなかで手を合わせ
再び自転車のペダルを踏んだ
久高島は神の島なのだそうだ
最近、焼き物・陶磁器に凝っています。
家に窯があり、自分でオリジナルなものを作ったりしてます。
売り物としてはまだまだかもしれませんが、
そこにはわたしのものつくりのエッセンス、
愛と平和が盛り込まれていて、どの品物も、
きっと使っていただければ、満足していただけるものと
確信します。
わたしは大きな夢を描いたりはする年ではなくなりました
わたしにできることは、これでありここでして、このままで
いいのです。
わたしの、これは、とても小さいけれど波及効果で、
世の中が幸せになるものと信じております。
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