「ピーク・オイル -石油争乱と21世紀経済の行方-」
週末に読んだ。
アメリカは、9.11以前に、チェイニーを中心にイラクの石油をどう支配するか検討済みだった。
アメリカが、いかにオイルメジャーと一体となって石油の確保のために中東やベネズエラなど産油国に対し、政治的、軍事的に露骨に介入してきたかが、歴史的に詳細に辿られている。
西洋諸国によって弱体化されたOPECを再生させたのが、チャベス大統領だというのもこの本で知った。
これからますます枯渇してくる石油を巡って、各国の争奪戦が繰り広げられるのだろう。
11月のインドで、印象に残ったことを記しておく。
人生は学びと成長である。
成長には、スピリチュアルなレベル、心理的レベル、物質的レベルの3つがある。
スピリチュアルな成長とは、日常のささいなことに喜びを感じられるようになること。
心理的な成長とは、さまざまコンセプト、概念に対して自由になっていくこと。概念に囚われなくなること。
物質的成長とは、物質的に豊になっていくこと。
この3つのレベルでバランスよく成長していくことが、人生を豊にする。
石油、エネルギー、資源を巡る争奪戦が激しくなってくるという欠乏感や恐怖に満ちた情報が、これからいよいよメディア上をにぎわすようになってくるだろう。
それは、今後、解体されていく恐怖と暴力によって創られた20世紀の古い世界をめぐっての話だ。
だから、その古い世界が壊れていくのを冷静に観ていればよいのだろう。
そのあとに生まれてくる新しい世界へ向けての祈りを捧げながら。
小さなことに喜びを感じながら
概念に囚われずに
今日の豊かさに感謝しつつ
最近は、クリシュナムルティの本を少しずつ読んでいる。ロッカショ 2万4000年後の地球へのメッセージ
六ヶ所村の核燃料再処理工場も、古い世界に属している。
2008年は、古い世界の崩壊がより進み、新しい世界がよりはっきりと姿を現してくるだろう。どちらに意識を合わせるかは、ひとりひとりの選択だ。
Love&Peace