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中国

紫禁城
3月に4日間、北京に行って、ぼくの中国、中国人に対する見方はかなり変わった。
というよりも、実際に中国人と接して、自分が知らぬ間にいかに中国、中国人に対して偏見を持っていたかに愕然とした。
丁度、毒餃子事件が盛んに報道されている最中で、その情報のシャワーを浴びている間に、いつのまにか中国、中国人に対するイメージを作り上げ、そのフィルター(「中国政府、中国人は嘘ばかりつく)を通して、すべてを観ていた自分の、そのあまりにも見事に洗脳されている姿に驚いたというか、まんまとしてやられたというか、情けないというか。

ぼくが、北京でほんの短期間ではあるけれど、行く先々で実際に接した人たちは、オープンではっきりしていて、とても自然な人たちだった。
けんか腰で言い合っているかのように見えた直後に笑い合う人々であったり、つっけんどんな表情でいて親切な人であったり、みんなよくしゃべり、感情を素直に出す人たちだった。

一緒に食事をした中国共産党の中堅幹部の人は、毒餃子事件はアメリカの陰謀だとはっきりと語った。福田首相になり、日中の険悪ムードが改善されようとした矢先、あまりにタイミングが良すぎる事件だったと。
事の真偽は、ぼくはわからないが、帰国後、時をおかず出会った中国に会社を持ち、中国から食品を輸入している会社の社長も、あれはアメリカの陰謀でしょうとあっさりと言った。毒が紛れ込むのはありえないと極く自然に断言したのに、ちょっとびっくりした記憶もある。

さて、北京オリンピックを前にして今回のチベット問題である。

随分と昔に、中国のチベット侵攻以降、捕らえられ、獄中で拷問を受けながら、脱出し、ラサからダライラマのもとまで逃げてきたラマ僧の体験記を読んで以来、チベットのことは気になっているのだが、今回、素直になれない自分が居る。

ことの真相はわからない。

衝突が起こり、罪のない人が殺され、傷つけられている現実にこころおだやかにはいられないが、その現象の背後にどんな思惑が動いているのかを想像すると複雑な気持ちで、ああだこうだと意見をいう気にはなれない。

1000手観音   

5 comments on “中国

  1. Kozy より:

    私も、昨日はじめてチベット問題についていろいろ調べてみたんですけど、
    何かが腑に落ちなかったんです・・・☆
    Taoさんの日記を見て、何だかとってもスッキリした気分です(#^_^#)
    でも、実際に傷ついて命を落としている人たちがいる・・・
    私たちの内側の何を癒したら、これが起こらないで済むようになるのだろう・・・
    プレゼンスに問いながら、ワンネステンプルのオープニング式典を楽しみにインドに行きたいと思います♪
    Taoさん、一足お先に上級コース楽しんできてくださいね!

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  2. Ananda より:

    そうですね。
    日本の中国報道は相当バイアスが掛かっているように見受けられます。
    こちら台湾でも中国関連の報道がありますから、比較してみるとそれがよくわかります。
    実際に彼の地を訪れてこの目で確かめることをしないで、メディアの報道を鵜呑みにしていると、とんでもない方向にミスリードされてしまいます。

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  3. tora より:

    チベットは仏教の聖地です。
    何とか仏教の文化とチベットの人たちが残って欲しいと思います。
    できれば、ちべっとはきちんと独立してもらいたいです。

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  4. YUHAN より:

    TAOさん今頃インドかな?先月は楽しかったですね、中国の国民は皆純粋ですよねん。チベットの問題にもアメリカの息がかかっています、暴動がおきるまえにダライラマが訪米していることにメディアは見落としています。全てに気づいている人たちはアメリカがいかにこの日中問題に関わっているかその陰謀はありえないと感じます。
    私もチベット独立を希望しますが、チベットの資源が豊富です、そこをアメリカもそして世界も狙っています。アメリカに渡したらそれこそありえない状況になります、そこにまず気づくことです。いい顔をして味方をしている相手の本心を見抜くことが大事です。何故アメリカがイランイラク戦争をしたかを見ればわかることです。そしてチベットの僧侶たちも目には目をでは同じレベルです。僧侶たるものどんなことがあろうとも武力での暴動は仏教徒としての道をはずれています。

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  5. YUHAN より:

    きゃぁ400文字までだったので、続きです♪
    1日も早く穏便に解決に向かうことを願うばかりですが、何かを変えるためには文化大革命の時も天安門事件の時もそうでしたが中国国民は共産党にさからえません、何故ならばそういった歴史からどれほどの血を流すか、無駄な抵抗であるのかということが明確だからです。歴史を知り、今を受け止め、未来に真実を見ながら繋げることです。
    愛新覚羅氏の末裔より★

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