search instagram arrow-down

WorldIn Facebook page

Follow WorldIn on WordPress.com

Twitter Takash Miki

Facebook Takashi Miki

マネーシステムのからくり

お金のことについてずっともやもやしていたのですが、最近、MIXIのピークオイルのコミュニティで、そのもやもやが取れました。
難しい経済用語を無視して単純に考えれば、シンプルなからくりでした。

お金は、すべて各国の中央銀行が発行します。
日本だったら日銀です。

まず日本銀行が、民間の銀行に利息付でお金を貸すことで初めてお金が誕生します。無からお金が作り出されたわけです。
さらに、そのお金を銀行が企業や個人に利息を付けて貸すことで、お金は流通します。
ということは、流通しているお金の総量は、将来返す必要があるお金の量に比べて、常に利息分だけ少ないということです。

これって驚くべきことです。

だって、実際にあるお金は、返さないといけないお金よりも少ないのですから、どうあがいたって返せるはずがないのです。

たとえば、有り金が100円しかないのに、利息付で110円返せといわれているようなもんです。どうポケットをはたいても、ないものはありません。
返そうと思ったら、どこからお金をつくりださなくてはいけない。
やむにやまれずどこかで盗もうとしても世の中に100円しか存在しないわけですから、どうしようもない。

お金を作れるのは日銀だけです。
だから、新たにお金を生み出して利息返済するために、だれかが日銀から金を借りる必要があるわけです。
もちろん、その借りたお金にも当然利息がついているわけだから、また借りて返すしかない。いよいよ実際にあるお金よりも、返さなくてはいけないお金の方が多くなって行くわけです。

これが、啄木をして「働けど働けどわが暮らし楽にならず」と歌わせた、わたしたちのお金のからくりです。

実際にあるお金の量は、常に、あるべき(返すべき)お金の量に足らないという「不足の状態」の中で、わたしたちは、お金を得ようと頑張っているわけです。
生き残りをかけて、まるで椅子取りゲームをしているようなものです。
その中で、勝ち組、負け組みとやっているわけです。
その中で、自己破産、倒産、バブル崩壊、不況などが起こりながら、相変らず、実際にあるお金は、返すべきお金に絶対に足らないのです。

日銀、連邦準備制度、イングランド銀行などの中央銀行は、いかにも公的な装いをまとっていますが、株式会社なのだそうです。ということは中央銀行の株を握っている人たちってどんな人たちなんだろうって思います。

環境を破壊し、人々を破壊し、それでも止まる事のできない持続不可能な成長を続ける今の経済システムを根底で動かしているのが、このマネーシステムではないでしょうか。

4 comments on “マネーシステムのからくり

  1. さかまた より:

    こんちには、トラックバックが送れませんでしたので、コメントさせていただきます。私もエンデの遺言という本を読み同じ結論にたどり着きました。通貨の基本的な仕組みや構造自体に欠陥があるのはもはや疑いようのない事実ではないかと思っています。
    私はこの欠陥を解消する為の仕組みを多くの人の力を借りてネットワーク上に作ってしまいたいと思ってます。一緒にゆるく考えませんか?

    いいね

  2. tao より:

    さかまたさん
    ご無沙汰です。
    ありがとうございます。
    はい、ゆる~く一緒に考えていきましょう。
    よかったら、ピークオイルのコミュニティに入ってください。
    http://mixi.jp/view_community.pl?id=1322211

    いいね

  3. しんや より:

    確かにそうですね
    お金に振り回されていますよね
    そして
    実際
    お金って架空のものですね
    ものを腐っていくけど お金は腐らない
    ものをたくさん持っていると保管料がかかるが
    お金は逆に利子がつく
    お金って変ですよね

    いいね

  4. tao より:

    しんやさん
    その通りですよね!

    いいね

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。