苦しみから逃げ回ることが苦しみです、と書きました。
その自覚から、成長が始まるとも書きました。
では、わたしたちはどのようにして苦しみから逃げ回っているのでしょうか。
ワンネスユニバーシティでは苦しみが起きた時に、4つのパターンを私たちは繰り返しているといいます。
1 非難する。
苦しみが起こったとき、誰かを、何かを非難しませんか。あの人のせいでわたしは苦しい。こんなことが起こったから苦しむのだ。あるいは、苦しむ自分自身を非難する。
2 理由付けする。
苦しいのは何故だろうと原因を探す。理由を考える。
3 意味づけする。
苦しみについていろいろと考え、意味をつける。
4 活動に没頭する。
食べたり、酒を飲んだり、友達としゃぺったり、テレビのスイッチをつけたり、携帯でメールを書いてみたり、Mixiしたり、タバコをすったり、仕事をしたり。
苦しみが起こったとき、この4つのどれか、あるいはいくつかの組み合わせをおこなっていないでしょうか。この4つの苦しみへの反応は、わたしたち人間が長い間繰り返してきた習慣なのですが、このことによって苦しみから自由になることがないのは、みなさんもよくわかっているのではないでしょうか。
とはいえ、それ以外に苦しみに対処する方法を私たちは知りません。そしてこの4つのパターンを繰り返し、苦しみをやりくりし続けるのですが、それがじわじわと私たちの生きるエネルギーを消耗させていきます。