斉藤賢爾『不思議の国のNEO―未来を変えたお金の話』
中央集権的な社会システムから、自律分散的な社会に変化した近未来のお話。
ピークオイルと金融の二つの問題をどう解決するか、童話の形で語っている。
真ん中ががんばる社会から、真ん中のない社会へ。
インターネット的な中心のない自律分散の社会が動き出すのは、これから。
お金とは社会的な約束の形だということ。
一人一人がお金を発行する仕組み。
減価するお金によってみんなが助け合う仕組み。
金融というシステムによって資源・エネルギーを、非効率、不公正に活用する形から、地球資源管理オペレーションシステムによる持続可能で豊かな世界へ。
私たちの脳にインストールされている「お金」というプログラムを新しいプログラムに書き換えようとする試み。
お話のなかでは、一部の科学者が警告していた金利によって自動的に膨らみ続けるお金と循環する自然との原理的な矛盾衝突の必然性に、ほとんどの人は耳を傾けなかったが、いよいよ実際にピークオイルに直面し、石油の価格が急騰し、もはや化石燃料に頼れないという現実を認めざるをえなくなったところから、様々な困難を乗り越えて、新しい社会へと変化していくことになっている。
数年ぶりに昨日来日したシュリ・シュリ・ラビシャンカール師のサットサン(真理の集いというサンスクリット語)が、インド大使館ホールで行われた。
至福のエネルギーを浴びて、特にハートのチャクラ、眉間のチャクラ、頭頂部のチャクラが活性化される。
歌と音楽の最中にあって、沈黙の意識から沈黙の意識へとトランスミッションが起きる。
グルのメッセージは、沈黙、静寂の意識体験そのもの。
明日は、よみうりホールで19.00から講演会がある。
「これからの世界での生き方」
語られる言葉とともに届く意識の深み、静けさが、彼のメッセージである。
ジェイ・グル・デヴ
Jai Guru Dev