
TakashiMiki: いまは一旦、人間が作り出した社会という枠組みを超えて、人間を超えたものとのつながりを取り戻す時ではないか。この社会が、人間を超えたおおいなる存在の可能性さえ否定した狭隘な人間精神によって組み立てられていることこそが、この社会の限界なのだから。

TakashiMiki: あらゆる情報、思考、思考によって起こる感情、それら意識の内部で起こるプロセスに影響されない意識こそがわたしたちの本性である。情報によって組み立てられる思考、感情を自分だと思い込むことが混乱や不安を生み出している。

TakashiMiki: 日本社会全体が死を意識して、生きる意味を根本から問い直そうとしている。常に死と隣り合わせにあるこの生をどう生きるか。明日さえ不確実ないま、この瞬間何を最も大切にして自分は生きるのか。日本社会がカオスの中で再生のプロセスに入った。何を大切にするのか。

TakashiMiki: 幸せな人が幸せな社会を創る。不幸せな人が不幸せな社会を創ってきた。

TakashiMiki: 私たちは環境を自分たちの力と意志によって都合良く管理できると思い込んできた。巨大なシステムを創り、自分たち自身さえそのシステムにコントロールされてきた。しかし、自然は決して管理されるものではなく、私たちの中の自然もまた管理されえないのだ。自然の反乱。

TakashiMiki: 量子力学の知見によれば、観察するもののふるまいが観察されるものに決定的に影響を与える。地震、津波、放射能という一連の自然からの応答は、私たちがいかに暴力的に自然に立ち向かってきていたかを示している。