仏教経済学という言葉を知ったのはE.シュマッハーの名著「Small is beautiful」だった。それは21世紀の時代を的確に見通していた1970年代の世界的ベストセラーだった。シュマッハーが見落としていた唯一の点は、「貨幣」とは何かという根源的な問いではなかったか。「貨幣」とは何かということを根源的に問わない限り、いまの世界の問題は解決しない。OSの問題はアプリケーションレベルでは解決しないという意味において。
関曠野さん講演録「成長幻想から仏教経済学」
http://bijp.net/transcript/article/423
において、政府発行通貨を財源にしたベーシックインカムという提案がなされている。
いまの経済社会をOS レベルで変えようという非常に面白い提案である。