大恐慌後から戦前にかけて世界中で大きな影響力を持ったダグラスの社会信用論が、いま貨幣制度改革とベーシックインカムが世界的に注目される中で復活してきた。
ダグラスは、企業会計の研究から、現在の金融システムは、人々を人工的に作り出さられた不足という強制力で奴隷状態にさせ、無駄なものを作ってでも経済成長しなかれば回らないものであることを発見した。
そしてその金融システムが必然的に大恐慌を起こした。
当時の、そして現在も続く主流派経済学はこのシステム的欠陥に気づいていないのか、あるいは知らぬふりをしているのか、いずれにせよ、大恐慌に対して見当違いの解決策しか提案できなかった。
ダグラスの提案は、公共貨幣とベーシックインカムの導入によって金融システムを根本的かつシステム的に変えることで、豊かさと自由を分かち合える経済に作り変えることが可能であるというものであった。
体制側からの激しい批判や攻撃にもかかわらず、ダグラスの社会信用論は世界中で大きな反響を呼んだ。
しかし第二次世界大戦による大量破壊と大量生産で大恐慌が暴力的な形で処理されることによって、ダグラスの社会信用論はかき消されてしまった。
そして世界大恐慌から80年、再びリーマンショックという第二の世界大恐慌が起こった。
各国中央銀行と政府は大量の借金と税金によって、問題を先延ばしにしているが、金融システムのシステム的欠陥があらわにされ、そしてダグラスが予見した通り、テクノロジーの発達でますます失業問題と生産過剰問題が 深刻になってきた現在、ダグラスの社会信用論による公共貨幣とベーシックインカム導入の必然性と必要性が再浮上してきた。
北野慶さんがブログでダグラスの社会信用論の分かりやすい紹介記事を翻訳してくれている。
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ダグラスの社会信用論連載1
http://kei-kitano.blog.so-net.ne.jp/2012-08-26-1
連載2
http://kei-kitano.blog.so-net.ne.jp/2012-08-27
連載3
http://kei-kitano.blog.so-net.ne.jp/2012-09-06
連載4
http://kei-kitano.blog.so-net.ne.jp/2012-09-08
連載5
http://kei-kitano.blog.so-net.ne.jp/2012-09-08-1
連載6
http://kei-kitano.blog.so-net.ne.jp/2012-09-12
連載7
http://kei-kitano.blog.so-net.ne.jp/2012-09-13
連載8
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