沖縄が日本に復帰して45年目の今日、沖縄に向かう。
辺野古にも近い沖縄北部に位置する60万坪の土地を使った稲穂プロジェクトが再び立ち上がったようだ。
プロジェクトが最初に始動し始めた時から10年が以上経つ。沖縄復興の立役者である稲嶺一郎氏が沖縄の食料のために作った稲穂産業だが、戦後の食料輸入政策の流れの中で広大な土地はほとんど開墾されることもなく長く手付かずのままだった。公共事業によって乱開発されてきた沖縄本土で、結果的に60万坪もの自然な土地が奇跡的にこれまでに残ってきた。
10年以上前、稲穂プロジェクトが立ち上がった当初、ここに莫大な沖縄振興予算を使って沖縄独立の拠点となる動きを作り出そうという熱気に沸き、大勢の人たちが集まり、多額な金が動いた。稲嶺一郎氏も霊感に優れた人であったという話も聞いたが、彼が沖縄の食の復興のために選んだ稲穂の土地は霊的な力があると多くのユタや不思議な人も集まってきた。しかしそこには様々な思惑を持った人たちも集まり、多くの闇を引き込み、動きは頓挫してしまった。
その後も時々誰もいない稲穂の土地を訪れたりもしていた。
その稲穂がまた動き出したことを知った。
今回は、地道な農業作業から再開したようだ。巨大な開発プロジェクトではなく人が木を切り、開墾し、大地とともにそこから何かを育もうとしている。騙され、全てを失いながら、再び地獄の底から立ち上がって来た人たちがいる。
今日はその一人の方と那覇で会い、それから久高島に行く予定。
沖縄は今日から梅雨入りしたそうだ。