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世界を変容させるための論文が公開された EPM、EPMトークン

「公共貨幣」の著者である元同志社大学教授・山口薫氏と山口陽惠氏の共著による論文が発表された。

公共貨幣システムと暗号通貨の技術を使って、いまの債務貨幣システムに替わる新しい貨幣システムを全世界に導入するために書かれた画期的な論文だ。

Public Money, Debt Money and Blockchain-based Money Classified
http://www.muratopia.org/Yamaguchi/doc/MoneyClassification.pdf

現在のお金は、債務貨幣システムと呼ばれる制度によって作られているが、その制度下では、お金は民間銀行が利子付きの借金としてだれかに貸し出すことによって生まれる。

したがって、世の中に実際にあるお金の量は、会計上あるべき量よりも常に利子分足りない状態が生み出されている。つまり利子分の足りないお金をめぐって、世の中はいつも椅子取りゲーム状態である。だれかがその足りないお金を返済できずに破産するか、足りないお金をだれかがさらなる借金をして埋め合わせするしかなく、債務貨幣システムである限り、この不安定な状態は続く。

さらに借金として民間銀行によって0から生み出されたお金は、借金が銀行に返済されると0となって世の中から消えてしまうので、お金の量は、常に増えたり、減ったり、不安定である。貸し出しが増えればバブルとなり、貸し出しが減れば不況となる景気の乱高下が繰り返される。

また利子という制度によって、お金を借りるものからお金を貸し出す銀行へとお金が自動的に吸い上げられる。
イエスは高利貸しを追い出したし、キリスト教は長く利子を禁止していた。イスラム教はいまでも利子を取ることを禁止している。有名な児童文学作家ミヒャエルエンデは「最後の遺言」というNHKのインタビュー番組で、人類がこの利子に基づく金融制度を変えなければ、人類は生き残れないだろうという言葉を遺している。

不況時には、銀行は借金を返せないものから担保として土地や建物などの財産を没収する。こうして長期間のうちに富が銀行へと集中していくシステムである。一方で、銀行が不良債権を抱えて倒産しそうになると、金融安定化という大義名分で、政府によって公的資金注入という名の税金による救済措置で、銀行は守られる。
誰かが、政府は銀行のために税金を徴収する機関であると言った文章を目にしたことがあるが、確かに現在の社会は、通貨発行権、お金を作る利権を持っているものが頂点に立ち、それに政府、行政、司法、警察などの機関が仕えているようにも見える。

さらには、前述した椅子取りゲームによって、経済は常に成長というよりも膨張を強いられる。なぜなら、お金は利子付き債務として発行されるので、その総量は自動的に幾何級数的に膨れ上がる。それに対応してGDPが増えなければ、国民は借金を返せないのである。その結果、無駄なもの、不要なものが大量に作られ、多額の宣伝費をかけて、無理やり欲望を刺激し、無意味な大量消費、大量廃棄が繰り返され、地球の環境を破壊し続ける。

わかっちゃいるのにやめられない。なぜなら借金を返さなくてはならないから。

そしてだれもお金を借りる人がいなくなったら、今度は、国家が最後の借り手としてお金を借りて、市場にお金を流さざるをえなくなる。その結果、日本を筆頭に先進国各国、どの国も借金が返せない額まで膨れてしまっている。

もはやいまの貨幣システムは崩壊寸前であるが、さらなる借金による借金の借り換えで問題を先送り中である。

このデッドエンドの債務貨幣システムに替わる貨幣システムとして提唱されているのが公共貨幣システムだ。

公共貨幣システムは、民間銀行ではなく、また半官半民の日銀でもなく、正真正銘の公共を担う機関が、利子なしでお金を公共のために発行する。あくまでも経済の円滑な交換のために発行されるお金である。

それに対して債務貨幣システムでは、民間銀行が自己利益のためにお金を発行している。利子という利益を得るために発行されたお金である。

1929年の世界大恐慌は、債務貨幣システムの最初の世界規模の危機だったが、その直後に、シカゴ大学の経済学者や当時の米経済学学会会長アーヴィン・フィッシャーらが提唱した債務貨幣システムに替わる新しい貨幣制度の導入をルーズベルト大統領に進言した。しかしその根本的な解決策は無視され、代わりにグラス・スティーガル法という骨抜きの金融規制法案が成立した。シカゴプランやアーヴィン・フィーシャーの提案の流れを受け継ぐ「公共貨幣システム」は、大恐慌に次ぐ第二の債務貨幣システムの危機であったリーマンショックに対応して、山口薫氏によって2008年に論文発表された。

その直後に、奇しくもサトシナカモトのビットコインの論文が発表され、翌2009年、その論文を実装したビットコインという発行主体のない暗号通貨が生まれた。

今回の山口薫・陽惠氏の論文は、それらの流れを総括し、公共貨幣システムと暗号通貨の技術を使って、債務貨幣システムに替わる公共貨幣システムを全世界に導入するビジョンを示した。

暗号通貨技術を使った公共貨幣Electric Public Money(EPM)、その公共貨幣を全世界に徐々に実装していくために考案されたEPMトークン、そしてそのEPMトークンをまず地方経済に導入していくためのビジネスモデルが説明、紹介されている。

この論文は、9月14日にアメリカ貨幣制度改革の会議で初めて世界に公式に発表される。
Public Money, Debt Money and Blockchain-based Money Classified

このアイデアが、世界中に拡散されることで、いよいよ地球文明は次の段階へと意識的に移行できる準備が整い、世界中の人々が新しい貨幣制度、EPMの実現に向けて世界各地で動き出していくのではないか。

それほど画期的な時代を画する論文だと思う。

現在の文明を見える形で支配しているのが軍という暴力装置である。これはだれにもわかりやすいが、見えない形で背後から支配しているのが貨幣制度である。それはいわば文明の無意識のOSとも呼べるものだが、この論文は、その無意識のOSを意識化し、その問題点を明確にし
、その支配から解放され、人類がそのポテンシャルを最大限発揮できるための新しいOSを示している。

公平で、自由で、豊かな共生の世界を望む全世界のすべての人々に向けて発信されたビジョンである。

近いうちに日本語訳も準備されるはず。その時は、またお知らせします。

公共貨幣プロジェクトに参加したい人は是非、フォーラムに参加してください。

公共貨幣フォーラム
http://www.muratopia.org/Yamaguchi/MoneyForum-j.html

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