会場は、トスカーナの丘陵地隊にあるかつて中世の修道院だった建物を改修したリゾートホテル。ぼくの申し込みが遅かったため、その建物内の宿泊施設ではなく、さらに奥の未舗装の道を車で10分ほど走ったところにあるコテージに宿泊することになった。しかし今回はレンタカーを借りていたし、コテージからは遠く朝日を望め、プールも付いていて毎日泳ぐことができたので、往復の手間はあったが、コテージに泊まるのが結果的にはよかった。
南アフリカからブラジルまで世界中から150人以上の人が集まってきていた。日本からはもう一人、女性が参加していた。男女比は、やや女性の方が多かっただろうか。年齢も比較的高めの人が多い。
ルパートが伝えているダイレクトパスは、外側での探求を散々した人が辿り着くことが多いからだろう。
ツインルームの相方は、ロシア人のイゴール。年齢はほぼぼくと同じ。10年間ほどサハリンで漁師をしていたこともあるというのだが、いまは医師だけで40人がいるというヨーロッパ最大のドイツのアーユルヴェーダ施設でアーユルヴェーダの施術をしている。その施設には、アジアも含め世界中から治療に来るとのことで、給与もいいのだろう。ベンツEクラスのステーションワゴンを1000キロ以上走らせてきていた。彼はルパート・スパイラの本をロシア語に翻訳をし、ロシア語圏に広めた。今回も通訳を兼ねて参加していた。
彼も、ぼくが2005年から10年間通ったインドのワンネスユニバーシティに、同じく2005年から何回か通っていた。そのことを知ってお互いに大いに笑った。世間は狭い。彼の元奥さんは、いまでもワンネスユニバーシティに通っているそうだ。
初日の19日は、全員で夕食を取ったあと、最初のレクチャーがあり、翌日からは、毎日、午前11時から約2時間の黙想、午後の5時から同じく2時間の質疑応答が繰り返された。
余談だが、食事はベジタリアン。インド料理のベジタリアンを一ヶ月ほど続けたことはあったが、イタリアンベジタリアンを1週間続けるのは初めての経験だったが、パスタ、チーズ、野菜、豆、穀類、フルーツとインディアンとはまた違った美味しさだった。通常のベジタリアンとは別にグルテンフリーの料理も用意されていた。ディナーでは、赤、白ワインも出るのだが、車だったので、これは残念だった。
と余談ばかりになってしまった。リトリートの中身についても書きたいと思うのだが、まだ自分のなかで咀嚼しきれていないので難しい。
次回は、それにトライしてみたいが、さてどうなることやら。