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Fさんからのメール 未来型の経済 減価するベーシックインカム

いつもMLでの情報配信、 ありがとうございます。
私は『公共貨幣』の読者としてMLに最近参加してますが、
特に専門的な技術や知識があるわけではない、30代のフリーターです。
未来社会型の経済に関心がありますが、あまり難しいことはわかりません。
この機会に少し自分の考えを述べてみたいと思います。
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沖縄在住の安室英治さんという方が、ベーシックインカムについて教えてくれましたので、
その方の意見を踏まえて、公共貨幣フォーラムの活動に関係すると思われる自分の考えを簡単に述べてみたいと思います。
(1)お金の本質はストックとフローのどちらか?
山口薫さんたちの論文「会計システムダイナミックスでひもとく財務4表統合システムの構造」を大変楽しく読ませて頂いています。実社会のなかの物やお金のやりとりの本質を図によって直観的に理解できる優れたアイデアだと感じています。
その中で、フローとストック(矢印と四角)という簡単な図形についてですが、私はさらに両者の性質の違いを定義した方がよいのではないかと思います。フローとストックは、数値化すると同じですが、図形で描くと異なっているように、それぞれ存在形態がちがうとしなければならないと思うのです。
一見すると、フローとして流れてきたものは、ストックにおいて流れを止めて固定化されるようにとらえられていますが、それではそもそもお金の機能は流体と固体のどちらなのか、の考察が必要だと考えます。
例えば、日本で一番大金持ちである政府は、集めたお金を湯水のように使っていて、一応一円残らず使っている、と聞いたことがあります。そこには結構、無駄もあるような印象をもっていますが、そうでもして使わなければならないのがお金というもので、そもそも貯めることができないものであるという事実を示してもいるかに思います。
そこで、お金というのは血液のように流れているのが自然な形態であると仮定することができるとすれば、ストックというの臨時的な形態であるといえるのではないでしょうか。
(2)経済循環の牽引力をつきとめる
ベーシックインカムは、社会保障給付の一形態として、配分の不公平性や効率の悪さの懸念される現物給付ではなく、無条件に一律一定額の現金給付をとることにより、お金の本来持っている力を発揮するという理念のもとに考案されたものです。
これは、政府が一端集めたお金を使って公共事業を進めるその一形態で、現金給付の方式を採用することにより、公平に分配された一定額の使途を国民1人ひとりに自由に選択させることになります。言い換えれば、その公共事業に投じられるお金を使って循環を生みだし、その権限を無条件に国民に分配し分散し、経済に刺激を与えることだと私は受け取っています。これは、最低限の生活を保障するという理念に基づいてはいますが、実際に給付されるお金の使途は自由自在であり、「何が最低限の生活なのか?」という固定観念の殻を破り、未知の循環経済を生みだすで資本主義が貫徹されることになるのではないでしょうか。
政府は心臓にたとえられることもあります。心臓というものは血液を全身に送るポンプの役割を果たす、と常識的には考えられています。ところが、本当にそうならば、全身の毛細血管に送るためには何十トンもの圧力が必要だと算出する人もあるそうです。しかし、そんな力が存在していないことは明かです。別の見方をしなければならないようです。
医師の甲田光雄さんは、心臓が送り出しているのではなく、全身の細胞が血液を引っ張っている、というより合理的な生体民主主義という考えを述べています。これは経済というシステムを考える上で参考になると思うので、少し述べてみたいです。
例えば、私たちがお米を買って食べるのは、お腹が空くからであって、お米屋さんが売りつけて食べさせるわけではありません。お米屋さんも、米が売れて在庫がなくなるから(なくては困るから)、農家から買い付けるはずです。この見方によれば、本質的に物を動かす(その逆の流れでお金も動く、と山口さんは述べていますが)力は、組織を構成している最小単位であり末端部分の判断に基づいた選択であり行動であるといえます。
つまり、お米屋さんが勝手に一方的にお米を送りつけるから、仕方なく購入して食べる、という流れではありません。ということはやはり、心臓のようなものが存在していて、それが送り出すから細胞に行きわたると考えるわけにはいかないようです。
お米を食べる人々にとって、そのお米を買うか、別の物を買うかの判断は自由であり、任意のタイミングでその選択ができるようになっています(甲田さんの本によれば、病気で血液が汚れていると細胞が受け付けず心臓に残されたままだったことが解剖によってわかったと述べられています)。
このことからわかるように、そもそも経済の循環は全構成単位の判断と選択が原動力になっているということです。これが民主主義の正しい見方ではないか、そして、なぜこのように権能が構成単位である細胞や個人に分散的に与えられているのかというと、それが全体を循環させるのに最も効率的であるからだという自然の結論だからとしか思えません。
これを経済でいうと、財政というものは、徴税によって膨大なお金を集約するシステムであるだけでなく、全体を循環させるシステムであるべきであり、そのあり方は競争によって不平等になってしまった貧富に対して富を配分するによって政府が一方的に是正するということではなく、全体を循環させることのできる権能を分散させる結果として組織の維持と発展をはかる、ということの方がはるかに重要ではないかということです。
お金の本質は、山口さんたちの著書にも分析されているように、どこでどんな取引があったのかの証拠であったり、2重に使えないようになっていること、など色々あるようですが、要するに、そうしておいて物を動かすという判断と選択を実行に移すための有限の権能を分散するねらいがあるのだとは考えられないでしょうか。
この分散的権能がなければ、循環はない。しかしながら、従来、この権能はゼロから各人が独力で積み上げていかなければならないものだとされて来た感があります。しかもそこから支配的な権力からの収奪が差し引かれ、現実において積み上げて行ける、目に見えるかたちでの権能(お金)は残余の範囲と決められていました。その結果、特定の一部に余剰金が蓄積され、富の不均衡が著しくなり、一部には1人の人間として幸福に生きるためにはどう見ても不必要なまでに膨れあがっているかに見えます。富の不均衡という現象は、全体のことを考えず、ただ多く持っていれば他人より優位に立てるという貧しい考えにもとづいているように思えます。
しかしながら、「公共貨幣」の考えが反映しているように、お金とはそもそも公共のためにあるものであり、少なくとも財政としては、インフラなどの整備で物の流通経路を確保するなど物の流れを促進することもさることながら、お金の流れそのものをつくっていく必要があるのではないかと思います。
(3)ベーシックインカムの財源と使用期限
財源は、1億3000万人×月額11万円=14兆3000万円として、
他にもろもろの経費を入れたとして一月に20兆円かかったとしましょう。
三ヶ月で60兆円かかるとします。
ここで、お金の機能は、基本的にはフローであるという立場に立ってみたいと思います。
そこでベーシックインカムとして配分されたお金に有効期限を設け、それを3ヶ月としてみます。これは本来の趣旨に反した蓄積を許さないためです。すると4ヶ月目からは、1月目に支給されたお金が失効するので、4ヶ月目以降において次々に月額20兆円支給していったとしても、3ヶ月前に支給されたお金はそのときには失効しているのですから、政府の支給総額は3ヶ月分である60兆円を超えることはないことになります。
従来、お金は永続するものという観念がありました。しかし、そのように考えなければならない理由は何もありません。お金の本来の機能は、流れることにあるとすれば、流れなくなったお金は消えてしまって差し支えありません。
このことは、実社会での物の価値を見れば納得できます。例えば、農作物は、1年のうちの一定期間しか収穫できませんし、収穫物は時間とと
に劣化して商品としての価値を消失します。そのことからいえば、そうした経済的価値に対応してしかるべきお金が一定時間経過後に自然消滅してしまうことは合理的だと思います。
お金は貯め込むことができるとか、投資先としてよい、という発想があるから、実際の経済を無視した富の偏りが生まれてきてしまうのではないかともいえます。
ベーシックインカムで支給されるお金が預金や投資ができないことになっていれば、使わないお金はそのまま失うか、誰かにただで使ってもらう、というようなことも起こってくるはずです。ストックではなくフローとしてのお金の機能を強調していくということは、これまでの常識では考えられないことが起こってくるのでしょう。
(4)ベーシックインカムのお金
そうした使用期限つきのお金を赤ちゃんからお年寄りまでもれなく配分し、管理できるようにするための技術がどのようなものであるのか、私にはまだわかりません。公共貨幣フォーラムのみなさんがいっているブロックチェーンでできるのでしょうか。私にはITの知識がないためにわかりませんが、できればおもしろいですね。
べーシックインカムのおもしろいところは、その波及効果が絶大だということです。「お金は儲けなければならない」という仕組みが大転換し、「生活に必要なお金はとりあえずあるから、その先にあるやらねばならないことを見つけ出してやる」という人間の主体性が問われ解放される未来社会が到来するかも知れないのです。
このような通貨の仕組みというのは、個々の人間の発想を超えた巨大な循環システムになると思います。
『公共貨幣』の本では、主として「通貨の全体量と個別の取引量の管理」がテーマになっている印象を受けました。ですが、必要以上のお金の蓄積が可能なままであり、国民全体での循環を引き起こす牽引力にはなりきれていない、という点でベーシックインカムの発想に見劣りするように感じます。
ベーシックインカムもそうですが、公共貨幣にまだ模索中の部分があるとすれば、いろんなアイデアを取り入れて、形態を変えながら柔軟に取り組んでいくとよいかもしれないと思います。
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以上のような理由から、今はベーシックインカムの流れを起こす活動に興味を持っています。
長くなりましたが、お読み頂いてありがとうございました。
関連するサイトです。
ベーシックインカムを教えてくれた安室英治さんという方がいます。
沖縄で新しい活動が動き始めているようです。
facebook「Basic Income 3000 Okinawa JAPAN」
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