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Fさんへの返信 減価するベーシックインカム

Fさん

初めまして。
とても興味深いメールを送ってくださりありがとうございました!
ぼくもルドルフシュタイナー、ゲゼルなどが提唱し、ドイツで第一次世界大戦後に成功していた減価する通貨には関心を持っていました。
『そもそも経済の循環は全構成単位の判断と選択が原動力になっているということです。これが民主主義の正しい見方ではないか、そして、なぜこのように権能が構成単位である細胞や個人に分散的に与えられているのかというと、それが全体を循環させるのに最も効率的であるからだという自然の結論だからとしか思えません。』
というFさんの考えには、なるほどと感心しました。深く同意します。
と同時に、近代経済学は、利己的人間という構成単位から構想されており、ある意味、Fさんの考えに似ているとも言えます。そして個々人の利己的行動が、アダムスミスのいう市場の「神の見えざる手」によってもっとも効率よく資源は最適配分されるという考えも、Fさんの考えと似ているとも言えます。しかしFさんの経済のイメージは、近代経済学のイメージとは似ても似つかない。
何に違いがあるのか。
アダムスミスの時代は「足りない」生産力をベースにしている経済であり、現在は、「有り余っている」生産力をベースにしている経済。
経済学の構成単位が、「足りない」利己的人間から、「足りて、有り余っている」利他的人間へ変化する時代。
その利己的人間から利他的人間へと経済の構成単位が変化するためのシステム的変化が、ベーシックインカムの導入。
そんな風に考えてみました。
公共貨幣を財源として減価するベーシックインカムというアイデアは、ぼくも実験するに値する素晴らしいものだと思います。
残念ながら山口さんは、ベーシックインカムに反対の立場です。
一度、淡路島の温泉でのぼせるまで、山口さんと議論したのですが、山口さんの反対の理由は、ぼくの理解では、働かない人間は社会性を失い、堕落するというものでした。多分、山口さんは、労働こそが、利己的人間から利他的人間へと成長させるという労働観があるのだと思います。その考えにも一理あるとぼくも思いますが、それがすべてだとも思いません。
公共貨幣による減価するベーシックインカムというアイデアを議論し、ブラッシュアップし、実現化していく方策を考えたいですね。
安室英治さんにもとても関心を持ちました。
一度、彼のカタカムナ意識の使い方講座を受講してみようと思いました。
特に、受講料3000円という金額の安さに感動しました。
以上よろしくお願いします。
三木
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