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新しい社会への移行の手がかり

新しい社会への移行をどのように進めていくのか。
その時にどのような哲学、倫理が要請されているのか。
そしてその新しい社会を支える経済はどのような形になるのか。

これらの問いに対する答えになりうる具体的なヒントを感じ始めています。

4月から、Gaia Edudationという世界50カ国で行われている持続可能な人材を育成するためのユネスコ認証のプログラムを受講するためにアズワンという鈴鹿のコミュニティに毎月、通っています。
それぞれ各国が独自のプログラムを組み立て、認証を受けて行うのですが、日本ではアズワンの人たちが、そのプログラム作成を担っています。
http://gaia.gen-jp.org/

毎月、合宿形式でプログラムに参加しながら、アズワンの人たちが試みていることに触れるにつれ、ここに答えの具体的なヒントがあるという感じを強めています。

このサイトを見てもただのきれいごとを書いているだけのように思えて、ピンとこないかもしれません。。
http://as-one.main.jp/HP/index.html

僕自身、数年前から複数のチャンネルで、アズワンの名前は聞き、サイトもそれなりに確認してみたのですが、ふーん、という感じで、結局そのままになっていました。

今回、そこで運営されているお弁当会社や農業法人で働いている人たちの話を聞いたり、彼らの話し合いの方法、サイエンズメソッドと名付けられていますが、それを他の18名の参加者と一緒に体験したりしながら、ここに未来の社会の萌芽があると感じ始めています。

もともとヤマギシという有名な共同体に理想の社会作りに燃えて参加した人たちが、ヤマギシの中で違和感や疑問を感じ、2000年に裸一貫で飛び出し、ゼロベースで理想の社会を作ろうとしました。しかし理想に燃えて情熱に溢れている彼らですが、話し合えば話し合うほど仲が悪くなってしまうという現実にぶち当たってしまいます。

理想や情熱だけではどうにもならないという壁からその先に進めなくなり、そこからまたゼロベースで何が問題なのかを真剣に話し合い、探求を始め、それぞれ自分の中にある認知の構造が問題の核心であることに思い至ります。

そこから、誰でも、何でも本心で話せる対話の中から、一人一人が自分の認知的な歪みに気づけるよう方法を確立していき、それをサイエンズメソッドと名付けました。
そのブレークスルーが起きたのが2004年だと言います。そこから、さまざまな社会的試みが自然に流れていくようになったそうです。

上下もなく、リーダーもおらず、ルールもない自由なコミュニティとして回っていくようになったそうです。

そして今も新しい社会の雛形作りという自覚を持って、自分たちが面白いからやってみようというさまざまな社会的試みをしています。

アズワンコミュニティで学び、そこで気づいたことを元に、洋光台でルールもサービスもない40世帯約60人が住むウェル洋光台というシェアハウスに4人家族で住み込み、管理人をしている戸谷さんという人の話も新鮮でした。
規則は作らない。弱さで繋がる。困ったねえと一緒に困ってみる。
でも多分実際にその空間に行ってみないと彼の言ってることの実感は難しいなあというぐらいのぶっ飛んだ話でした。
https://www.hituji.jp/comr…/…/kanagawa/yokohama/well-yokodai

さらに面白いのは、彼は大企業の研究部門で社員として働いてもいて、シェアハウスでやってきたことをいまは職場の自分のチームで試みているのだそうです。
議論はしない。ルールはいらない。話し合いはする。何でもやってみる。許可はいらない。そんな感じで、なかなかいい感じで回り始めてると、とても楽しそうに語っていました。

アズワンで行われていることを、言葉にすると、楽しさ、安心感、自由さをベースとして、それぞれの人が自分らしく、そしてそれぞれの人のその人らしさを自然に尊重して、さまざまなことを面白がってやっている。そんな感じです。

そのほかにもアズワンコミュニティのユニークな点があります。コミュニティというと集団で生活するというイメージがありませんか。僕はありました。そして、ずっと集団生活はなあという感覚がありましたが、アズワンは、鈴鹿という人口20万人の鈴鹿サーキットとホンダがある都市の中に、自転車でお互いに通えるぐらいの範囲で、それぞれ好きな形態でバラバラに住んでます。
家族で家を借りて住む人たち、カップル、ひとり者、それぞれに独立し、各自のスタイルで暮らしている。

親密さとともにとっても風通しが良くて開放性がある。その都市型コミュニティというあり方も面白い。

さらに、決定的に素晴らしいのが、アズワンで行なっている彼らの対話の方法を学び、それぞれ各自が自分の生活の場に持ち帰り、自分らしく自由に活用できるというオープンな普遍性です。
ウェル洋光台はまさにそういう生きた事例です。

アズワンが多くの対話による探求から築き上げ、普遍化させてきた方法がサイエンズメソッドです。この最初の導入コースがアズワンセミナーと呼ぼれている5泊6日のコースですが、ぼくもまだこれを受講していません。スケジュールの関係で10月に受ける申し込みをしました。いまから楽しみにしています。受講後の感想もまた報告したいと思っています。

サイエンズメソッド

言葉でどれだけ伝わるのかよくわからないのですが、いずれかの機会に、できるだけ多くの人に直接、今自分が、アズワンというコミュニティの人たちが行なっている社会実験に感じている可能性を伝えたいと思っています。

話聞いてみたいという人は気軽に声をかけてください。

Love & Peace

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