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ジェレミー・リフキン『限界費用ゼロ社会』1

「資本主義時代における地球の生態系の囲い込み、私有化、営利目的の利用の結果として、人類の半数には満たないものの相当数の人々の生活水準が劇的に向上する一方で、生物圏そのものが犠牲になってきた。市場で交換される私有財産と言う形態で様々なコモンズが囲いこまれたことの結果に悲嘆しているうちにも、与えられた損害は単なる情報伝達や想像の中と言う問題より深いところまで浸透している。陸地や海洋のコモンズ、真水のコモンズ、大気コモンズ、周波数帯域コモンズ、知識コモンズ、遺伝子コモンズの囲い込みは、地球の生物圏内部の複雑なダイナミクスを断ち切り、あらゆる人間の健全な暮らしと地球に生息する全ての生命体の存続を危険にさらしてきた。もし全ての人の関心を1つにまとめる全体理論を探し求めるとしたら、生物圏共同体を健全な状態に戻すことが、最善の選択肢となる事は明白だろう。フリーカルチャー運動と環境保護運動の持つ真の歴史的重要性は、どちらも囲い込みの勢力に立ち向かっている点にある。様々なコモンズを再開放することにより、人類は全体の1部と言う立場で考え、行動し始める。互いに結びつき、生物圏コモンズを作り上げている様々な関係すべてを包含するまでに広がる、次第に大きな関係のシステムに自らを組み込むことにこそ、究極の創造力があると、私たちは気づくようになるのだ。」

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