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ジェレミー・リフキン『限界費用ゼロ社会』13

「バーチャルスペースでも現実の世界でも相互に結びついた今日の若者達は、今なお残るイデオロギー上、文化上、ビジネス上の境界を急速に消滅させている。こうした境界は、市有財産関係や市場交換、国境などを介した資本主義体制において、長い間「我がもの」を「汝がもの」から隔ててきた。ところが親や祖父母とは根本的に異なる視点から権力関係をとらえる世代にとっては、「オープンソース」がスローガンになっている。


ミレニアル世代は、保守対革新、あるいは資本主義対社会主義について論じる事はまずない。政治行動を判断するときにミレニアル世代の念頭には、大きく異なる政治のスペクトルがある。彼らが問うのは、政府であれ、政党であれ、企業であれ、教育制度であれ、組織や機関がとる行動が中央集中的、トップダウン式、強権的、閉鎖的、専有的といった性格なのか、それとも分散型・協働型で、開かれていて、透明性が高く、ピアツーピアであり、水平型の力の表れなのかという点だ。


共感と言う感性は、グローバルなネットワークがあらゆる人々に結びつけるのと同じ速さで、水平に拡大中だ。共感が、社会が真に民主的であるかどうかを判定する究極の試金石となった今、何億もの、いやことによると数十億もの人が、「他者」を「自分自身」として経験し始めつつある。


極地をさまようペンギンやホッキョクグマから、わずかに残された手付かずの原初の生態系に暮らす絶滅の危機に瀕した種に至るまで、人間の同胞たる動物たちにも、その共感の動因を拡大する方向に動き出している。若者たちは生物圏と言うコミュニティーに心地よく収まった共感の文明を構築する機会の一端を、ようやく目にし始めたところだ。

現段階では、実現の見通しはおおむね予想と言うより希望に近い。それでもなおそこには、十分可能性があると言う手ごたえがはっきりと感じられるのだ。」

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