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クリストファー・ライアン『文明が不幸をもたらす 病んだ社会の起源』6

私たちの銀河にある数十億個の恒星の周りを、生命誕生の可能な範囲で惑星が周回している。これらの恒星の方が私たちの太陽よりはるかに古い。そこで、フェルミはこう聞いた。「みんな、どこにいるのか」。生命は幾度も生まれたはずだった。生命が誕生すれば、知性とテクノロジーは自然に進化する。その統計学的に圧倒的に高い確率を考えているなら、なぜ私たちは人間以外に知的生命体が存在する証拠を手にしていないのだろうか。イーロン・マスクやスティーブン・ホーキングなどは、この沈黙はテクノロジーに「グレート・フィルター」があるためだと主張している。彼らは、テクノロジーの発達は自己破壊トリガーを包含していて、発達した生命体が宇宙に信号を送る前に全て絶滅させてきたと考えている。

現在の人類が招いた惨状ーその多くは明らかに自分たちが作り出した機器やシステムをコントロールする能力が私たちに欠けているために生じたーを見るなら、こうした暗黒の予測も荒唐無稽の一言で片付けることができない。

しかし、著書「有限と無限のゲーム」哲学者のジェームス・数は、フェルミのパラドックスの別の解釈を披露する。数は人間の相互作用は単純だが強力であることから、人間社会は持続可能かもしれないと述べる。文明社会で繰り広げられるゲームの大半は有限でゼロサムゲームだ。明確なルールがあり、勝者と敗者がいて、どのゲームにも始まり頭中頭と終わりがある。しかし人生のゲームは無限だ(いや、そうあるべきだ)。ルールはプレイヤーがいつでも自由に変えることができて、勝者も敗者もなくプレイヤーがいるだけで、1番重要な点が無限のゲームの目的はずっとプレイし続けることにあると言うことだ。恋愛、創造性、セクシュアリティー、夢、冒険など、あなたの人生で1番良かったことを思い出してほしい。大事なのは勝つことではなく続けることにある。勝利はゲームが終わる時なのだ。

多くの生命体が有限のゲームに「勝って」自滅したのは間違いないだろう。だが、グレート・フィルターを生き延びた生命体は、終わりがやってくる前にそれと察知したのかもしれない。手遅れになる前に、彼らは知的生命体にとって最も重要な教訓を学んだ(また思い出したのだ)。

人生の意味は生きることにある。一瞬一瞬を経験し、それを楽しみに、長引かせるのだ。ことによると、遠い場所にいる知的生命体が信号を送らないのは、彼らが自分のいる場所、自分たちの誕生した場所が、ずっといたい場所だと悟ったからかもしれない。ここより良い場所なんて、ないよね?

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