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おーJAPAN

夜、帰って来て、朝刊を読みながら、晩飯を食べていたら、びっくり。
ヨーロッパでよど号犯と行動をした赤木容疑者を逮捕という記事を何気なく読んでいたら、赤木容疑者は「オーストリア・ウィーンで発行されていた日本語ミニコミ誌『おーJAPAN』の活動に参加、同誌の発行によど号メンバーがかかわっていたとされる」という一節が目に飛び込んできたから。
何を隠そう(笑)、去ること25年以上前、1981年にヨーロッパを2ヶ月ほど旅していた時に、ウィーンでこの「おーJAPAN」を発行していた河内さん宅にしばらく居候させてもらい、帰国後は、雑誌が休刊されるまで記事を書いたり、都内の書店において貰らうために雑誌を配達したりのお手伝いをしていた。

この「おーJAPAN」は、丁度、そのころ西ヨーロッパを中心として燃え上がっていた反核運動や、そこから生まれた「緑の党」など、当時の日本のマスコミが伝えない熱い「革命」の情報を伝えていて、もちろん、インターネットなどない時代に、その他、アフリカや第三世界の動きなども伝えていてとても新鮮だった。
ぼくも時効だから、白状すると(笑)、当時、「考えるアジアの葦」というようなタイトルで、自分は在日アジア人だというコンセプトのこっぱずかしくも生真面目なアジア旅行記を書かせてもらっていた。
当時は、久野収さんという在野の哲学者にも注目されて、グローバルで自由でアナーキーな発行人の河内さんはとてもかわいがられていた。
河内さんが当時得た情報で、ぼくは、当時、ニカラグア革命が起こったばかりの荒れいていた中米の平和行進に参加したりすることもできた。

この河内さんが、アホでおもろい人なのだ。
そうそう、話を戻すと、晩飯をつつきながらこの記事を読んで、思わず、何年ぶりかで、河内さんに電話をしてみたのだ。
携帯は留守電になっていたので「いま新聞の記事見ましたよ。なつかしくて電話してみました」と入れたら、しばらくしてからかかってきた。
お互い、声を聞いただけで、携帯の向こうとこっちで大笑いがはじまってしまった。河内さんは和歌山出身だ。河内さんのおかげで、ぼくには、和歌山出身の人はあほという刷り込みができてしまった。もう一人知っている和歌山出身というと文春の和賀くんもやっぱりあほだし。。。(どうしてるんだろ、もう長い間消息きいてないけど、まじめにやってるのかな、とぼくには言われたくないか、笑)

知らなかったのだが、3年ぐらい前に、「おーJAPANとよど号、拉致事件との関係」というようなテーマでTV番組も作られ、いろいろと公安やジャーナリストに聞かれたのだそうだ。

また話がずれてきた。

河内さんの最近の近況としては、まずまず世間から浮いているだって(笑)。
長男は外資系のコンサル会社、長女は今年商社に入ったんだそうで、おめどとうございます、家庭でも変人としてますます浮いているんだって(笑)。
タバコすってるからあと15年ぐらい生きるとして、これから何やろうかなあ
って考えてるって、自分で言いながら大笑いしてた。
こういう調子だから、公安の人も、辣腕記者さんたちもさじをなげたらしい。
こんなん相手にしても、こらあかんわって。
そうだろうと思います。
ご苦労様でした。

ぼくの方は、毎年相変わらずインド行ってますと伝えたら、「そういう意味では三木さんも幸せやな、ずっと続いてるもんな」とまじなんか、からかってんのかよくわからん調子で、「でもわしは、そういうスピリチュアルみたいなんはあかんからなあ」とかいうから、ぼくも「いやいや河内さんはスピリチュアルですよ。だって、理由もないのに楽しい、外的状況に一切かかわらずおかしかったり、喜びが内側からわいてくるというのが、ほんとのスピリチュアルですから」といって、またふたりで深夜、大笑い。

電話を切った後、ぼくがもう50歳になったんだから、ひょっとして、河内さん、もう60過ぎ? と思ったらまた笑えてきた。

ばかは死んでもなおらない。

あおとがよろしいようで。
おやすみなさい。

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