ハートの痛みから注意をそらさずにいると、まずは、痛みを押さえ込もうとしている胸や背中、肩甲骨の筋肉の緊張に気づく。
緊張に気づくとき、筋肉は自然にリラックスする。
すると、かたまりのように感じていた痛みが、流動しているエネルギーであることがわかる。
かたまっていたハートの部分が、動き始める。
ハートが開く。
というより、ハートが閉じていたことに気づくという感じ。
とともにその奥からさらに固い痛みに気づく。
その痛みから注意が自然とそれようとするのだが、そして、その時、痛みをブロックするように筋肉が自動的に緊張しようとするのだが、それに気づき、注意をそらさないでいると、こわばりが柔らかくなって強いエネルギーとして動き始める。
瞬間、瞬間、ハートへ注意を払い続けると、ハートはダイナミックに息づいている。